2023年08月17日

ガイド付き上映「青いカフタンの仕立て屋」

8月11・12・13日の3日間、副音声ガイド付き上映がありました。
暑い中、その上に台風の影響もある中を大勢の目の不自由な方がご来館下さいました。
ありがとうございました。
私自身、この映画を大きな画面で観るのは初めて。
大きな画面で観るモロッコの民族衣装カフタンの刺繍の見事さに目を奪われました。
この見事な美しさを伝えられたか...副音声に制限があるので、伝えきれてなかった
と思いますが、見事さだけは伝わったのでは?と思います。

この映画で気になった事が...
物語前半で、高齢の女性が手の込んだ金糸の刺繍のカフタンをハリムの店に持って来て
「こういう装飾をして欲しい」と頼みます。
「もうこのような刺繍ができる職人がいない」と告げる、ハリム。
このカフタンは「50年前に長男が生まれた時のお祝い」という女性。
もし、生まれたのが女の子だったら...?
この豪華な手の込んだカフタンをお祝いに頂けたのだろうか?...と。
子供のいないハリムの妻のミナ...は、辛い思いをしたのではないか?
その妻に青いカフタンを着せたハリムの愛の深さに、心打たれました。

posted by バリアフリーシアタースタッフ at 10:38| Comment(0) | 日記

2023年08月14日

映画『野球部に花束を』(2022年・日本)

全国高校野球選手権の真っ只中の今、こんな映画はいかがですか?
高校野球の開幕日にWOWOWで上映。
「〜に花束を」と言えば「アルジャーノンに花束を」とか「未来に花束を」の
名作がありますが、こちらは迷作?コメディです。

中学時代に野球部だった黒田は、高校は坊主頭に別れを告げる!と決心。
茶髪にして派手に高校デビュー!と心に決め、意気揚々と入学するのですが...
野球部に入る同じクラスの同級生に付いて行ったばかりに野球部に逆戻り。
有無を言わせずに丸坊主にされます。
野球部の3年生は2歳違うだけなのに怖く、小沢仁志(顔が怖い俳優)に見える。
(高校に入った時、3年生がおじさんに見えましたよね〜)
監督は見た目やくざ風?どこの組のお方?(いたよね〜こんな監督)
口癖は「野球に狂え!野球に狂え!野球に狂え!」
理不尽な時代逆行の上下関係の厳しい野球部...怖いのになぜか時々優しい先輩。
強面の監督ですが、今の時代です。殴ったりはしませんが一度だけ部員を殴ります。。
「友達に噓をつかせるようなことはするな!」これには泣けました。
時々名言も吐きます。
「ガキが引き算するんじゃない!たとえ重量オーバーでも、大事なものは全部足していけ」

この映画、弱小校が血を吐く様な猛練習して甲子園出場を果たす...
というスポコン映画ではありません。
強くもないが弱くもない、ごく普通の公立の野球部の日常を描いています。
皆さんもきっと「あるある〜」「あったよね〜」の箇所があるはずです。

「この映画の撮影は楽しかったんだろうなぁ〜」と思える映画でした。
名作ではありませんが、見てちょっと得した気持ちになり、又
野球に狂う青春を送った彼らを、羨ましく思いました。

「野球に狂え!野球に狂え!野球に狂え!」
大いに笑ってください!



posted by バリアフリーシアタースタッフ at 00:34| Comment(0) | 映画

2023年08月13日

映画『ラーゲリより愛を込めて』(2022年・日本)

WOWOWで鑑賞。
辛そうで観るのを躊躇いましたが観始めたら止められず、気が付くと
涙と鼻水でティッシュの山。涙無しには観られない映画です。
(尚、私の涙と鼻水は、作品の良し悪しとは関係ありません)

「辺見じゅん」の原作で1993年に『収容所(ラーゲリ)からの遺言』
(寺尾聡・石橋蓮司等の出演)で、ドラマ化されていました。
このドラマ...観たい!

シベリア収容所の過酷な毎日を送りながらも希望を失わない山本を二宮和也が
演じています。
「過酷な収容所生活なのに歯が綺麗」とか「戦後なのに小綺麗」とか
「北川景子は良くも悪くも女優なのね」とかは別にして、今の時代だからこそ
こういう映画を「作る事・観る事」に意義があると思います。
若い人には「ニノ...さすが〜!良かったね」とか「北川景子は綺麗ね〜」とかの
感想と一緒に、この映画が現実であった事をしっかりと胸に刻んで欲しいと思います。


posted by バリアフリーシアタースタッフ at 12:11| Comment(0) | 映画