副題「正義を殺すのは誰?」
フランスで公開され大ヒットした、実話を映画化した迫真の社会派ドラマです。
アートセンターで昨年12月に副音声ガイド上映されました。
世界最大の原子力企業の組合委員長のモーリーン。
「会社が低コストの原発を作るために中国に技術提供をしようとしている」と
告発します。その為に活動を妨害され、ついに彼女は自宅で何者かに襲われます。
それを自作自演だという権力者側。スキャンダル的に報じる報道。
それらに敢然と立ち向かう彼女を数々の困難が待ち受けます。
被害者が被害者であることを証明する理不尽さ
検証という名のセカンドレイプの残酷さ
触れられたくない過去を裁判で晒される口惜しさ...下着を穿いていなかったら
レイプされても良いのか?
守ろうとしてくれない弁護士に向かってモーリンが言う言葉...
「良い被害者じゃない。そうよね?」この言葉がすべての様に思いました。
襲われた後の検証で、内診台から起きたモーリンが真赤なルージュを塗ります。
それをチラッと見る医師。とても印象的な場面でした。
彼女は確かに世間の考える「良い被害者」ではありません。
でも赤いルージュは「モーリーンがモーリンである証」で、戦闘服なのです。
モーリーンを演じるのは『イザベル・ユペール』フランスを代表する俳優です。
この映画の前に彼女を見たのが「ミセス・ハリス、パリへ行く」
この映画では脇役でちょっと嫌味な女性...これが又ピッタリで(笑)
「あの女性?ちょっと嫌だな」と思ったのでしたが...
「フランス映画界の至宝」と言われるだけの俳優でした。圧倒されました。
この映画の副音声の台本チェックも試写からリモートでした。
リモートでの台本チェックの難しさを改めて感じました。
私的な事情から中々更新できませんでしたが、バリアフリースタッフは
日々活動をしております。
既に2本の映画の台本チェックを終えました。
2024年02月04日
『私は モーリン・カーニー』(2022年・フランス・ドイツ)
posted by バリアフリーシアタースタッフ at 00:41| Comment(0)
| 日記
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