どちらも野球関係の映画・ドラマですが、野球映画・野球ドラマではありません。
映画「アルプススタンドのはしの方」(2020年・日本)
高校野球の応援に来た生徒たちの会話で成り立っている映画です。
野球のルールを全く知らない演劇部の女生徒2人。
元野球部員の男子生徒。帰宅部の成績優秀な女生徒。
そして...時々現れては「声を出して応援しろ!」
と叫ぶ英語教師。主な出演者は5人。その他に吹奏楽部の女生徒。
画面はほぼ「アルプススタンドのはしの方」だけ。
野球の試合は出てきません。スタンドにいる4人+1人の会話と
グラウンドから聞こえる音で試合状況が分かります。
「仕方ない」って言わない!そう!
何より設定が斬新!「日本映画もやるなぁ〜」とうなった映画です。
てっきり高校野球の地方予選?と思って観ていましたが
「うん?アルプススタンド?って事は甲子園?」
どう見ても甲子園には見えませんでしたが、そんな事はどうでも良いほど
素晴らしい映画でした。
ドラマ「ストーブリーグ」(2019年・韓国)
ストーブリーグとは野球シーズンが終わり、来シーズンに向けての
トレードなどが行われる季節が、ストーブのいる季節なのでこう呼ばれます。
野球チームのフロント側を描いたドラマです。
最下位常連チームにやって来た新任GM(ジェネラルマネージャー)
何と!優勝請負人のGMは野球は未経験なのです。
親会社は野球チームが重荷で解散したいと思い、あえて未経験の彼を
GMにしたのですが...
そのGM、エースさえもトレードに出す大胆さ!そして沈着冷静。
冷淡とさえ思えるその手腕に選手もスタッフも反発しますが...
他のチームのGMとの駆け引きに胸わくわく!
韓流ドラマの定番の「記憶喪失・復讐・不倫等々...」一切なし!
冷たく見えるGMの優しい心遣いにグッときます。
もしかしたら...来シーズンは優勝出来るのでは?
ストーブリーグですからシーズンが始まるまでのドラマですが
掛け値なしで面白い!野球を知らなくても面白い。
阪神タイガースの低迷時代が頭をよぎりました(笑)
2022年01月13日
映画「アルプススタンドのはしの方」とドラマ「ストーブリーグ」
posted by バリアフリーシアタースタッフ at 23:29| Comment(0)
| 映画
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