2018年07月22日

映画『大いなる幻影』副音声を収録しました。

3月から始まった「大いなる幻影」の副音声台本の制作。
第一稿を担当されたのは男性スタッフのYさん。
大ベテランンですが、初担当です。満を持しての真打ち(?)登場です。
この作品は、登場人物が60名です...がっ!何と!
女性は4名のみという男性だらけの映画なのです。
ヒロインでさえも、最後の6シーンに登場するのみ...。
ヒロインは通常は声優さんが吹き替えられますが、
今回はスタッフの女性が担当しました。

IMG_1968.jpeg

モノクロの上に第一次世界大戦のドイツの収容所が舞台という事で...
兵士、看守、捕虜だらけ...誰が誰やら???
画面は暗いですし、その上にタバコをふかしながら、食事をしながら...
話すので、台詞を話している話者を特定するのが至難の業となりました。
収録前日まで話者の変更がありました。
56人の男性の吹き替えを、声優さんと男性スタッフの計11人で決行!
多い方で11人を演じられました。

IMG_1940.jpeg

副音声スタッフでも7人の吹き替えを担当した人も...。
いつもは吹き替えの控え室はスタッフと声優さんたちと和気藹々...
なのですが、男性陣は殆どいません。皆さん色々な役を兼ねているので
席を暖めている暇がございません。
差し入れのお菓子も、女性陣の前のみが少なくなっていきます(笑)
収録室は、男性陣で押し合いへし合い状態です。
3つのマイクの奪い合いだったと思います。

IMG_1964.jpeg

収録中はエアコンも消しますので、酸欠状態だったようで
収録室の2重ドアが開けられるとホッ!とされていました。
私は今回は「老女」(老婆でないのがYさんの優しさ?)
「あんな子供たちまで...」のたった一言の難しかったこと!
このシーンでは、台詞のある登場人物は老女ただ一人。
台詞のやり取りのない吹き替えが、こんなにも難しいとは思いませんでした。
「孫が戦場に行ったら」とイメージしてやっとOK!(私に孫はいませんが...)
収録の初めは時間が掛かり、今日は遅くなるかな?と思いましたが
昼からは順調に進み、6時過ぎの外が明るいうちに終了しました。

台本担当のYさんは本当に苦労されたと思います。
誰が誰やら分からない人物一人ひとりの台詞の上に話者名を書くだけでも
大変だったと思います。
これに懲りずに次々と担当してくださる事を、スタッフ一同は願っております。

私は、今回は初めて香盤表を担当しました。
シーン数が変わったり、話者が変わるたびにアタフタ...。
何が何やら分からなくなり、初めから順序だててやり直し。
頭の中を整理して完成!何とか工夫してA4用紙2枚に収める事ができました。
吹き替え収録の香盤表とは、各シーン毎の登場人物と吹き替えを演じる担当者を
記入した表です。
香盤表を見れば、自分の出番は「何シーンと何シーン」と分かるようになっています。
大変でしたが、良い経験をしました。

『大いなる幻影』については2月21日に当ブログに掲載しております。
是非そちらもご覧下さい。



posted by バリアフリーシアタースタッフ at 16:47| Comment(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: