2022年07月07日

副音声ガイド付き上映『メイド・イン・バングラデシュ』

舞台は、バングラデシュの首都ダッカ。
縫製工場で働く23歳の女性シム。
工場の環境は劣悪な上に、安い給料は未払いが続いている。
家ではシムのお金をアテにして働かない夫。
ある日、労働権利団体の女性に声を掛けられる。
シムは労働組合を結成しようと立ち上がりますが...
工場幹部の脅し、夫や同僚の反対など様々な困難に遭います。

世界の繊維産業を支えるバングラデシュ。
先日、衣料品店で手にしたTシャツには「メイド・インバ・ングラデシュ」
のタグがありました。
このTシャツの何枚分がシムの一か月の給料なんだろう...?
買って良いのか?それとも...これを買うことは搾取?
と複雑な気持ちになりました。

2013年のラナ・プラザのビル崩壊事故で知られる事になった
低い賃金と厳しい労働環境。
大型発電機と数千台のミシンの振動で崩壊した事故の犠牲者は
およそ1,200人の死者、2,500人の負傷者にのぼりました。
このような劣悪な労働環境の改善を求めて戦った、一人の女性の
実話に基づいた映画です。

●副音声イヤホンガイド付き上映(要予約)
視覚障がい者向けのガイドを、イヤホン(FMラジオ)でお聞きいただけます。

7月9日(土)、10日(日)、12日(火) 12:15の回
※今回より水曜日の副音声上映は火曜日になりました。

[バリアフリー上映予約方法]
送迎・FMラジオレンタルの希望有無をEメール、電話のいずれかでお知らせください。
※FMラジオは持参可。88.5MHzで放送します
電話:044-955-0107/メール:artcenter@kac-cinema.jp


posted by バリアフリーシアタースタッフ at 17:45| Comment(0) | 日記