2021年09月13日

映画「僕たちの先にある道」(2018年・中国)

素敵な映画に巡り会いました。
日本では劇場未公開とは...勿体ない!
この映画、素晴らしい言葉が沢山出てきます。

2007年の旧暦の大晦日、ごった返す帰省列車の中で出会った
“ジエンチン”と“シャオシャオ”
大学生の“ジエンチン”の夢は「良い仕事を見つけ故郷に錦を飾る事」
田舎から都会に出て働いている”シャオシャオ”の夢は「北京戸籍の人と結婚する事」
シャオシャオは「学歴と家がある人」と付き合っては別れ、
ジエンチンのアパート(シェアハウス)に転げ込みます。
やがて愛し合うようになりますが、貧しくて先の見えない生活に
疲れた彼女は離れていきます。
そして10年後、2人は飛行機で偶然再会します。
ジエンチンはビジネス、シャオシャオはエコノミー。

この映画、10年前がカラー映像で10年後の今はモノクロなのです。
貧しくても希望があった若い日々がカラーで、現実の世界に折り合いを
つけて暮す今が白黒...と言う事なのでしょうか?
そして過去に置いてきた互いの気持ちを知り、自分たちの先にある道
を見つけた時に、画面はカラーになります。
愛を知った人がカラーになる映画「カラー・オブ・ハート」を思い出しました。

「君のためなら天に昇って月を取る」
「俺たちは若くて賢い。貧乏は一時の辛抱、金持ちになる」

「君が不幸なら悲しい。幸せならあまりうれしくない。俺と同じかちょっと不幸が良い」
「元カノの不幸を望むなんて」
「君を幸せにする人が自分じゃないと悲しい」

本編も素晴らしいですが、エンドロールがまた素晴らしい!
『ごめん』の一言は、大切な人を失う前に...
『愛してる』の一言はまだ間に合ううちに...


エンドロールのために本編があった?と思うほど、エンドロールに泣かされます。

中国の戸籍は「都市戸籍」と「農村戸籍」がある事は皆さんご存じですよね。
農村戸籍に比べて都市戸籍は随分と優遇されているのです。

もう随分前ですが、教育テレビで休日にアジア映画を放映している時期がありました。
「變瞼(へんめん)/この櫂に手をそえて」や「あの子を探して」「おばあちゃんの家」
等のアジアの素晴らしい映画を知りました。

posted by バリアフリーシアタースタッフ at 22:51| Comment(0) | 映画