副音声ガイド上映は終わりました。
コロナ禍の中をお越しいただき、ありがとうございました。
やはり女性の方が多かったですね。
韓国映画ですが「日本と同じ!」と思った方が殆どではないでしょうか。
私はジヨンの母と、ジヨンの祖母の、それぞれの娘を思う気持ちに涙腺が崩壊。
私の高校時代の友人も成績優秀で、国立大に現役合格を保証されていたのに...
弟が2人いるからと、進学を諦め就職をして弟達の学費の援助をしていました。
「学のある女は、お嫁に貰ってもらえない」「女はバカぐらいが丁度よい」
と言われた時代もありました。
今の方たちは「女三界に家無し」の言葉をご存じでしょうか?
知らない方は調べてくださいね。(3階ではないですよ)
男性にこそ、観て欲しい映画です。
韓国の男性には兵役がありますから、韓国の男性にも言い分は
あると思います。
この映画の感想の一つ「私はキム・ジヨン、でも...夫はコン・ユではない」
に思わず頷いてしまいました。
映画は12月4日まで上映しています。
2020年11月29日
「82年生まれ キム・ジヨン」
posted by バリアフリーシアタースタッフ at 17:34| Comment(0)
| 日記
2020年11月14日
次回作『82年生まれ キム・ジヨン』
25か国で翻訳され、日本でもベストセラーになった小説の映画化です。
韓国で1982年生まれの女性の一番多い名前が「キム・ジヨン」だそうです。
特別な誰でもない、ごく普通の、どこにでもいる33歳の女性の日常を描いた
作品です。
男兄弟との差別、就職の壁、社会に出ればセクハラが待ち受け、会社に入れば
力量は認められているのに「女性には出産・育児があるから」と、希望する
プロジェクトに参加させて貰えない。
結婚すれば姑から「子供は?」と言われ、女の子なら「次は男の子を」と...
女性にとって子供を産むことは、キャリアの中断ではなく終わり。
でも、男性である夫は何も変わらない。
夫の実家で思い知らされる娘と嫁の立場の違い。ジヨンも誰かの娘なのに...。
子連れで外出すれば迷惑がられ「専業主婦は良い身分だ。夫の稼ぎでのんびり
過ごしたい」と皮肉られる。
やがてジヨンは自身気がつかないまま、次第に精神を病んでいきます。
それを気遣う夫の優しさが、更にジヨンを追い詰めます。
今まさにジヨン世代の女性、ジヨンの親世代、これからジヨン世代になる人
子育てをしながらキャリアを築いた女性、、妻がジヨン世代の旦那さん...
全ての人に観て欲しい映画です。
「このような思いをして育てた。育ててくれたのだ。育てているのだ」と、
この映画を観て感じたなら、そっと手を差し伸べて欲しいと思います。
主演のジヨンに「チョン・ユミ」妻を思いやる優しい夫に「コン・ユ」
2人は『新感染ファイナル・エクスプレス』で共演しています。
コロナ禍の中で初のリモートでの台本チェック。
手探りだっただけに、スタッフにとって思い入れの深い作品となりました。
●副音声イヤホンガイド付き上映(要予約)
※目の不自由な方のための音声ガイドをイヤホンでお聞きいただけます。
11月21日(土)、22日(日)、25日(水) 12:15の回[予約方法]以下をEメール、
電話のいずれかでお知らせください。
(1)鑑賞希望日 (2)チケット枚数
(3)氏名 (4)住所 (5)電話番号
(6)付添の有無
(7)送迎・FMラジオレンタルの希望有無
※FMラジオは持参可。88.5MHzで放送します
電話:044-955-0107/メール:artcenter@kac-cinema.jp
韓国で1982年生まれの女性の一番多い名前が「キム・ジヨン」だそうです。
特別な誰でもない、ごく普通の、どこにでもいる33歳の女性の日常を描いた
作品です。
男兄弟との差別、就職の壁、社会に出ればセクハラが待ち受け、会社に入れば
力量は認められているのに「女性には出産・育児があるから」と、希望する
プロジェクトに参加させて貰えない。
結婚すれば姑から「子供は?」と言われ、女の子なら「次は男の子を」と...
女性にとって子供を産むことは、キャリアの中断ではなく終わり。
でも、男性である夫は何も変わらない。
夫の実家で思い知らされる娘と嫁の立場の違い。ジヨンも誰かの娘なのに...。
子連れで外出すれば迷惑がられ「専業主婦は良い身分だ。夫の稼ぎでのんびり
過ごしたい」と皮肉られる。
やがてジヨンは自身気がつかないまま、次第に精神を病んでいきます。
それを気遣う夫の優しさが、更にジヨンを追い詰めます。
今まさにジヨン世代の女性、ジヨンの親世代、これからジヨン世代になる人
子育てをしながらキャリアを築いた女性、、妻がジヨン世代の旦那さん...
全ての人に観て欲しい映画です。
「このような思いをして育てた。育ててくれたのだ。育てているのだ」と、
この映画を観て感じたなら、そっと手を差し伸べて欲しいと思います。
主演のジヨンに「チョン・ユミ」妻を思いやる優しい夫に「コン・ユ」
2人は『新感染ファイナル・エクスプレス』で共演しています。
コロナ禍の中で初のリモートでの台本チェック。
手探りだっただけに、スタッフにとって思い入れの深い作品となりました。
●副音声イヤホンガイド付き上映(要予約)
※目の不自由な方のための音声ガイドをイヤホンでお聞きいただけます。
11月21日(土)、22日(日)、25日(水) 12:15の回[予約方法]以下をEメール、
電話のいずれかでお知らせください。
(1)鑑賞希望日 (2)チケット枚数
(3)氏名 (4)住所 (5)電話番号
(6)付添の有無
(7)送迎・FMラジオレンタルの希望有無
※FMラジオは持参可。88.5MHzで放送します
電話:044-955-0107/メール:artcenter@kac-cinema.jp
posted by バリアフリーシアタースタッフ at 22:49| Comment(0)
| 日記
2020年11月08日
「殺人の追憶」「母なる証明」そして「パラサイト 半地下の家族」
『殺人の追憶』と『母なる証明』は既に鑑賞済みでしたが、
「ポン・ジュノ監督特集」で2度目の鑑賞。
『殺人の追憶』(2003年)
1986年に実際に起きた未解決事件を映画化した作品です。
現場はやじ馬で踏み荒らされ、警察は見込み捜査で犯人をでっちあげる。
そして拷問で自白させる。その上韓国では当時DNA鑑定が出来ない。
捜査員の焦りと挫折と情熱に焦点を当てた映画です。
先日、犯人が判明しました。
未解決だった2003年当時に観た方は、少女の「普通の顔だった」に
ゾッとした事でしょう。
『母なる証明』(2009年)
もう一度観たいと願っていた強い印象を残した作品です。
知的障害のある息子が、ある日少女殺害容疑で逮捕される。
息子を女手一つで育てている母は、真犯人を探そうと奔走します。
やがて真犯人とされる少年が逮捕されます。その少年も知的障害があります。
その真犯人とされた少年の母親の事を思って泣く、母。
釈放された息子が母に鍼を渡すシーンにゾクッとしました。
母の愛の強さと執念が観ているものを不安にさせ、涙します。
最後のバスの中で踊るシーンが目に焼き付いています。
「パラサイト 半地下の家族」
やっと!やっと!鑑賞できました。
「半地下」と、「地下」と「地上の豪邸」の家族の話。
半地下に住む父・母・兄・妹の4人家族があの手この手を使い
地上に住む裕福な家族に取り入り、父は運転手に、母は家政婦に、
兄は英語の家庭教師に、妹は絵の家庭教師として入り込みます。
ここまでは、入り込むためのあの手この手に笑います。
その後、地上の家族がキャンプに出掛け、半地下の家族は豪邸でやりたい放題。
ところが、母が家政婦として入る為にあの手この手で罠に嵌め、辞めさせた
前任の家政婦が「忘れ物を取りに来た」と尋ねてきます。
此処から一気にサスペンスを帯びてきます...。
私としては期待が大きすぎたか、『母なる証明』に気持ちを持っていかれた為か
今一つ乗り切れず...。
その上、地上の裕福な家族の主人を演じた「イ・ソンギュン」が...
あの良い声(本当に良い声です)の「イ・ソンギュン」が...
ドラマ『マイ・ディア・ミスター 私のおじさん』(お勧めです)の、
あの「素敵なおじさん」が...何故?どうして?(涙)
何気ない仕草が悲劇を...。
この映画悪人は出てきません。臭いがキーポイント。
子供は鋭い!!!
3作品の共通点は背中がゾワッとする事でしょうか...。
次回の副音声上映映画も韓国映画です。
「ポン・ジュノ監督特集」で2度目の鑑賞。
『殺人の追憶』(2003年)
1986年に実際に起きた未解決事件を映画化した作品です。
現場はやじ馬で踏み荒らされ、警察は見込み捜査で犯人をでっちあげる。
そして拷問で自白させる。その上韓国では当時DNA鑑定が出来ない。
捜査員の焦りと挫折と情熱に焦点を当てた映画です。
先日、犯人が判明しました。
未解決だった2003年当時に観た方は、少女の「普通の顔だった」に
ゾッとした事でしょう。
『母なる証明』(2009年)
もう一度観たいと願っていた強い印象を残した作品です。
知的障害のある息子が、ある日少女殺害容疑で逮捕される。
息子を女手一つで育てている母は、真犯人を探そうと奔走します。
やがて真犯人とされる少年が逮捕されます。その少年も知的障害があります。
その真犯人とされた少年の母親の事を思って泣く、母。
釈放された息子が母に鍼を渡すシーンにゾクッとしました。
母の愛の強さと執念が観ているものを不安にさせ、涙します。
最後のバスの中で踊るシーンが目に焼き付いています。
「パラサイト 半地下の家族」
やっと!やっと!鑑賞できました。
「半地下」と、「地下」と「地上の豪邸」の家族の話。
半地下に住む父・母・兄・妹の4人家族があの手この手を使い
地上に住む裕福な家族に取り入り、父は運転手に、母は家政婦に、
兄は英語の家庭教師に、妹は絵の家庭教師として入り込みます。
ここまでは、入り込むためのあの手この手に笑います。
その後、地上の家族がキャンプに出掛け、半地下の家族は豪邸でやりたい放題。
ところが、母が家政婦として入る為にあの手この手で罠に嵌め、辞めさせた
前任の家政婦が「忘れ物を取りに来た」と尋ねてきます。
此処から一気にサスペンスを帯びてきます...。
私としては期待が大きすぎたか、『母なる証明』に気持ちを持っていかれた為か
今一つ乗り切れず...。
その上、地上の裕福な家族の主人を演じた「イ・ソンギュン」が...
あの良い声(本当に良い声です)の「イ・ソンギュン」が...
ドラマ『マイ・ディア・ミスター 私のおじさん』(お勧めです)の、
あの「素敵なおじさん」が...何故?どうして?(涙)
何気ない仕草が悲劇を...。
この映画悪人は出てきません。臭いがキーポイント。
子供は鋭い!!!
3作品の共通点は背中がゾワッとする事でしょうか...。
次回の副音声上映映画も韓国映画です。
posted by バリアフリーシアタースタッフ at 22:37| Comment(0)
| 映画