2020年10月10日

『FUL 運命の36時間』(韓国)

コロナ禍の今のパンデミック映画。
何とタイムリーな...と思いきや2013年の映画でした。
ソウル南東部の都市が舞台です。
感染すると36時間で死ぬという新型ウイルスが密航者によって持ち込まれます。
36時間と言うタイムリミットの極限状況下でのパニックを描いた作品です。
2013年当時に観ていたら...
感染して亡くなった人々をビニールシートでグルグル巻きにして、クレーンで
競技場に作られた焼却場(穴を掘っただけ)に落とすシーンには「まさか〜!」
と思ったはず。
今ならこれに近いシーンをTVで観たなぁ〜と思いゾッとします。
「PCR検査」と言う言葉も今だからこそストンと落ちます。
咳をした時の飛沫が見えるように映像化されており、それがあまりにもリアルです。
人々が極限下で暴徒化していくなかで、自身が助かるチャンスがあったのに、
躊躇なく人命を優先する救助隊員を演じるのが『チャン・ヒョク』
泥と汗にまみれた役がぴったりでした。
「新感染 ファイナルエクスプレス」では男気に溢れていた『マ・ドンソク』が
あ・れ・れ〜〜〜?でした。
まるで、現在のコロナウイルスの感染を予見したかのような描写箇所が幾つも出てきます。
コロナ禍の今でも「まさか〜?」と思うような場面もありますが、
それもコロナ禍の中で私たちが知識を得たからこそ...です。
「新感染 ファイナルエクスプレス」でも、怖いのはゾンビよりも人間。
今の我々の国でも、憎むべきはコロナウイルスなのに罹患した人たちや
医療従事者を差別する人たち。
パンデミック映画ではありますが、今現在のコロナ禍で観ると色々と考えさせられる映画でした。

posted by バリアフリーシアタースタッフ at 22:48| Comment(0) | 映画