2019年02月07日

第4回『副音声ガイド制作ワークショップ』

2月2日は講座の最終日でした。
最終日はゲストに中途失明のTさんをお迎えしました。
川崎アーツの「副音声ガイドの生みの親」である彼女のお話は
大変興味深く、又そのエネルギーに驚かされました。
受講生の皆さまも同じではなかったでしょうか。

家族が映画好きだった事、また映画に親しむ環境があった事は
このブログを書いている私と全くといっていい程同じで、ビックリしました。
「3人娘」や「アラン・ドロン」の話に「ウン・ウン!そうそう!」と
うなずく私。同じ青春時代を過ごしたのですね。
段々と見えなくなっていっても、「マイ・フェア・レディ」や
「昨日・今日・明日」を観に行った事などを楽しく話してくださいました。
「見えなくなってからも観に行きましたが、“松本清張”の映画は
最後は音楽だけで分からなかった」との事。
多分「砂の器」では?と思いました。
副音声ガイドがあれば、もっと楽しめましたのに...。

1997年に、「高校生ボランティアがライブで副音声」の記事を読み
「しんゆり映画祭は市民の映画祭なのだから、副音声ガイド上映を
やって欲しい」と映画祭の初代実行委員長に電話されたことが、
新百合ヶ丘でバリアフリー上映が始まるきっかけになったそうです。
ただただその情熱に圧倒されました。
彼女が電話を掛けていなかったら、私も副音声に関わっていなかったし
このブログを書く事も無かった...という事ですね。
川崎アーツの副音声ガイドチームが副音声を担うまでは、
Tさんが代表を勤める朗読ボランティアグループが音声ガイドを
制作されました。
「最初の映画『うなぎ』の上映を映画館で鑑賞された時のお気持ちは?」
の問いかけに
「皆さんが笑っているところで笑えました」と答えられました。
又「泣ける箇所は、解説が無くても泣けます」とも...。
副音声で難しいのは、劇場で他の皆さまと同じ箇所で笑っていただく事。
見えない方の笑い声が聞えたときは、ホッとします。
多すぎなく、出しゃばり過ぎない副音声が良いとの事。
「本を読む場合と同じで、ある程度の情報があれば、頭の中で物語が絵の
イメージで作られる」との事です。
私も本を読んでいる時は、頭の中に物語が絵として浮かんでいます。
皆さまも同じですよね。

Tさんのお話の後は、いよいよ受講生の皆さんが制作した副音声ガイド上映。
「チキンズ・ダイナマイト」と「エンドローラーズ」
ガイド朗読されたお二人は最初は緊張されていましたが、徐々に落ち着いて
読まれていました。
間(ま)がある時の読むきっかけは難しかったのでは?
Tさんの的確なご指摘や感想に、私もうなずきました。
受講生の皆さんは如何でしたか?
ゲストのTさん、長い時間をありがとうございました。
これからもよろしくご指導下さい。

受講生の皆さん!
「正しい日本語」で書けましたか?
「同音異義語」に注意を払いましたか?
「自分の想像」を書きませんでしたか?
副音声に正解はありません。「語彙」を増やして下さいネ。
作文や小説ではありません。「分かりやすい言葉で簡潔に」です。
(偉そうに言える私ではありませんが...)
私もこのブログを書きながら、この事を肝に銘じています。

受講生の皆さま。
ご参加をありがとうございました。
時間が足りなく、又スタッフも慣れなくて不手際があった事をお許し下さい。
又お会い出来る日がありますように...お待ちいたしております!!!


posted by バリアフリーシアタースタッフ at 00:36| Comment(0) | 日記