2017年12月27日

映画『希望のかなた』

アートセンターでの35mmフィルム上映が今日26日までという事で、
鑑賞に行きました。
私は、映画通では無いので「あっ!あの監督の作品だから観にいこう」
という事はありません...正直に言えば「監督に特に興味は無い」のです。
例外が、この『希望のかなた』の監督“アキ・カウリスマキ”!
初めて観たのは『マッチ工場の少女』。
何とも言えない独特の世界観・映画の雰囲気。
『マッチ工場の少女』の一場面で殺鼠剤を買い求める少女と
女性店員の会話...「効果は?」「いちころよ」
この場面で、私は“アキ・カウリスマキ”に「いちころ」!
『希望のかなた』にも“アキ・カウリスマキ”組の『マッチ工場の少女』
の彼女が出演しています。少女から初老に...なっていました。
最も『マッチ工場の少女』の時も、少女の設定には無理があった様な...?

シリア難民の“カーリド”が希望の地・フィンランドで直面する現実。
“カーリド”を演じる男優が山田孝之と真田広之に似ています(あくまでも
個人的な見解です)。
笑顔の無い、素っ気無い短い台詞...いつものカウリスマキ映画です。
悲惨な現実を軽やかに創るカウリスマキ...好きです。
オッサンミュージシャンの演奏シーンは必見!です。素敵でした。
寿司が出てくる場面には大笑い!...寿司飯よりわさびの方が多かった。
素っ気無い人達の暖かい心に、ジーンとなります。
ワンちゃんが可愛かった!!!

“アキ・カウリスマキ”を知らないあなた!(いらっしゃらないと思いますが)
『希望のかなた』を是非ご鑑賞下さい。
きっと!!!“カウリスマキ”ファンになると思います。

今後の上映日は
12/27(水)〜28(木) 12:35、19:25
1/4(木)〜12(金) 15:05
1/13(土)〜19(金) 10:00
※休映・・・1/9(火)、1/15(月)
※12/29(金)〜1/3(水)は年末年始休館


posted by バリアフリーシアタースタッフ at 00:41| Comment(1) | 映画

2017年12月04日

「わたしは、ダニエル・ブレイク」のボリュームチェック終了!

ボリュームチェックは副音声ガイド制作の最終作業です。
実際のバリアフリー上映と同じように、編集した音声ガイドを
アルテリオ映像館で流し、FMラジオのイヤホンで聞きながら
チェックします
台本チェック時と違い、劇場で聴いてみると思いのほか、
劇中の音が大きくて副音声が聞こえない事もあります。
又、画面も大きいので副音声台本制作時には良く分からなかった
洋服の柄や色もハッキリとわかります。
このボリュームチェックでは、副音声制作スタッフ、録音編集担当者、
映画館スタッフが場内の各場所で音の聞こえ方を確認し、音量などを
細かくチェックします。
今回も無事に、ボリュームチェックを終えました。
毎回の事ながら、吹き替えの自分の声に馴染めません。
当たり前の事ですが、他の方の声は分かるのですが...自分の声には?
自分の声とは、自分で思っている声とは随分違いますネ。

アートセンターの副音声ガイドは聞きやすいと好評です。
何故か?それは録音編集担当者の、一切の妥協を許さない編集の賜物です。
今回の“わたしは、ダニエル〜”の場合、台本のページ数は約60ページ。
台詞の多い映画ですので、1ページに約15〜20位の台詞があります。
映画全体でおよそ1,000位の吹き替える台詞があります(数えるのを断念)。
この一つ一つの台詞を聞きやすい様に編集をして下さいます。
副音声ガイドは...
片方の耳で原音を、片方の耳でイヤホンから流れる副音声を聞きます。
これが、すっかり重なってしまうと聞き取りにくいのです。
聞こえやすいように、わずかにずらしてあります。
この技が絶妙なのです。
膨大な吹き替えの台詞の調整は、きっと気が遠くなる作業だと思います。
“プロ”とは凄い!と毎回の事ながら頭が下がります。

今回は201回目のブログです。
2011年6月から始まったブログ。
私は2012年6月の「少年と自転車」の吹き替え収録から書き始めました。
この201回目の記念すべき(?)ブログに、陰で支えて下さる録音編集担当
の方を紹介出来た事はスタッフの一員として、とても嬉しく思います。


posted by バリアフリーシアタースタッフ at 21:16| Comment(0) | 日記