2018年07月08日

ワークショップ『声の出し方教えます』

梅雨が明けたばかりの先週末、俳優、朗読家、演技講師、朗読教室主宰など、
多方面でご活躍中の秋元紀子さんを講師にお招きし、『声の出し方教えます』
と題したワークショップを開催しました。
秋元紀子さんは、
しんゆりバリアフリーシアター制作の副音声ガイドをご利用の方には
『ニューヨーク、眺めのいい部屋売ります』『ロンドン、人生はじめます』の
“ダイアン・キートン”の吹替えでおなじみですね。
今回のワークショップの参加者は、市民ボランティアスタッフ12名で
活動歴の長い人からこの春参加したばかりの人までいろいろです。
ご存知のように、外国語映画の台詞の日本語吹替えは、プロの声優さんに
交じって私たちボランティアスタッフも参加しています。
こういったスタッフの勉強会は、2014年5月に秋元さんを講師にお招きした
『チョコレートドーナツ』吹替え発声講座以来4年ぶりで、
新しいスタッフにとっては初めてのことです。
ワークショップは、まず初めに「参加者が知りたいこと」を順番に発表する
自己紹介から始まりました。
「収録では緊張して台詞が速くなる」
「本番になると、のどが固くなり、声が固くなる」
「通る声、聞きやすい声を出したい」
「最近口が回らなくなった」
「練習を何度もして、練習の時にはうまくいくのだが、収録本番ではうまくいかない」
 等々それぞれの悩みに加えて、
「役を演じる時は、ダイアン・キートンになるのですか? 秋元さんの表現を
 つけくわえるのですか?」といった役作りへの質問までいろいろです。
秋元さんは、一人一人にアドバイスを下さいます。

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いつになく真剣(!)に聞いているボランティアスタッフ。

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“声”とは何か?ワークショップでは声の出る構造、
声を出す土台となる“体”(筋肉)の使い方を学んでいきます。

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意識しながら身体を動かしたり声を出したりすることで、
参加者にはたくさんの気づきがありました。

「“声”、”体“、”心“は三位一体」という秋元さん。
台詞を言うための“心”の準備とは…?
学んだことを心にとめながら、二人一組になって台本の台詞を言ってみます。
2時間余のワークショップでしたが、台詞を発することがこれまでと全く違って
感じられるほどの濃密な体験でした。
次回作の日本語吹き替え、一味違ってくるかもしれません!
秋元さん、大変ありがとうございました!

講師の秋元さんの朗読会「秋元紀子 ひとり語り〜角田光代の世界〜」の情報はこちら↓
朗読作品 第1部「ミツザワ書店」(30分)(新潮社文庫刊『さがしもの』所収)
     第2部「口紅のとき」(60分)(求龍堂)
日時 2018年9月2日(日)13時開演(12時開場)
場所 南青山マンダラ 03‐5457‐0411
料金 ¥3,800(1ドリンク付き)全席自由
 http://otf-webshop.com/?pid=132754394
詳細は秋元さんのFacebookをご覧ください
 https://ja-jp.facebook.com/mikadukimura/

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posted by バリアフリーシアタースタッフ at 15:16| Comment(1) | スタッフ

2018年05月31日

ご存知ですか?『副音声ガイド映画の貸し出し』を行っています!

私たちNPO法人 KAWASAKIアーツでは、
毎年11月のしんゆり映画祭で、「しんゆりバリアフリーシアター」と銘打ち、
副音声ガイド付き上映・日本語字幕付き上映・保育付き上映の3つのバリアフリー
上映を独自に企画・運営しています。
このうち、副音声ガイド付き上映は、副音声台本の制作・朗読、(洋画の場合
は日本語吹き替え)、録音編集も行ってきました。
1997年から始まった映画祭での年1回の副音声ガイド付き上映は、2018年現在
まで続いています。
また、川崎市アートセンターで副音声ガイド付き上映が通年で行われるまでに
発展し、毎回、多くの方に利用して頂いています。
千葉などからお越し下さる方もいます。
制作している者として、お越しくださることはとてもうれしいことですが
お好みの映画を選んでご覧になるために、遠方へのお出かけが必要なのは
とても大変なことだとも思います。

ところで、川崎市アートセンターでの上映を終えた後の副音声素材がどうなって
いるかご存知ですか?
実は、バリアフリー上映をしたい方がいらっしゃれば、《 副音声素材 》 の
貸し出しが可能
なのです。
これまでに映画館や上映会などに貸し出しをしました。
田端の“シネマ・チュプキ”で5月に上映していた『タレンタイム〜優しい歌』
もその中の1本です。
しんゆりバリアフリーシアターが制作した副音声素材が使用されていました。

“シネマ・チュプキ”についてはこちら→
http://chupki.jpn.org/

このように川崎市アートセンターのみならず別の映画館でもたくさんの方に
映画を楽しんでいただけるのは、制作した私たちにとっても、とても嬉しいこ
とです。
これからも色々な場所で使用され、視覚障がいの方達の映画鑑賞の機会が増える
ことをねがっています。

私たちがこれまでの20年余りに制作した副音声は77本になりました。

しんゆり映画祭での上映作品(2016年まで)はこちら→
http://www.siff.jp/siff2017/image/barrierfree/1nenpyo.pdf

川崎市アートセンターでの上映作品はこちらから→
http://kac-cinema.jp/barrierfree/

副音声ガイド付き上映をしてみたい方!
まずは川崎市アートセンターのバリアフリー担当までお気軽にご連絡を下さい。

全ての方々に映画の楽しさを...私たちバリアフリースタッフの願いです。




posted by バリアフリーシアタースタッフ at 18:52| Comment(0) | スタッフ

2018年05月24日

副音声ガイド付き上映『ウィンストン・チャーチル』

今回のガイド朗読は、バリアフリー活弁士として有名な壇鼓太郎さん。
アートセンターで制作した副音声をライブ上映で行う事もありますが、
それは副音声のみです。
壇鼓太郎さんのライブ実況は字幕朗読と画面説明を全て一人きりでこなすものです。
当日(5月20日)のスタッフからの報告を掲載いたします。
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シティ・ライツ主催の同行鑑賞会参加者を含め、大勢の視覚障がいの方々が来場されました。
送迎を担当させて頂いた方は、壇さんの音声ガイドは何度も体験済みだそうです。
上映後のご感想は
「壇さんの音声ガイドは、完成台本を用意せず即興のように行うため、説明不足や
言い間違いなどもあったりします。
でも、各登場人物のセリフは、声の質をうまく変えて臨場感たっぷりに語られる為、
最後まで映画を楽しむことができました。
壇さん独自の“語り”の技術によるところ大ですが、完成台本に基づく事前収録の
副音声ガイドとは一味違う良さかもしれませんね」との事でした。
話題の新作を堪能され、嬉しそうにアートセンターを後にされました。
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又、いつもは副音声上映前には近日公開映画の予告編はありません。
今回は予告編の上映もあり、壇さんの予告編のライブ実況もあったそうです。
上映終了後に、「いろいろな新作の上映が予定されているんですね!」のご感想も...。

“ゲイリー・オールドマン”がアカデミー賞の主縁男優賞を、
日本人の“辻一弘”さんがメークアップ賞を受賞した話題の作品です。
何よりも“ゲイリー・オールドマン”が辻さんを指名されたことが嬉しいですね。
“ゲイリー・オールドマン”は主演・助演と数々の映画に出演されていますが、
私は映画『レオン』のキレた麻薬中毒の刑事役が印象に残っています。

予告編にも副音声を...難しいですが、これからの課題ですね。

私は、今回は鑑賞できませんでしたが是非!!!『壇鼓太郎さんのライブ実況』を
体験したいと思います。




posted by バリアフリーシアタースタッフ at 13:54| Comment(0) | 日記